はじめに

わたしはカウンセラーとして、いろんな方達のお話を伺ってきました。
多くの方達が、どう生きたらいいか、悩んでいらっしゃいます。
ああするべきなのか、こうするべきなのか、
どうしたらいいのか、わからなくて悩んで、迷って、それでもわからなくて、自信がなくて・・・。
自信がないままに生きているけれど、これでいいのか?と不安や不満を感じながら。

どうしたら幸せに生きられるのか。
これは、誰にとっても最も重要なテーマでしょう。

幸運なことに、わたしは信頼できる方達に出会い、大切なことを教えていただいてきました。
相談者の方達を含めた多くの方達との関わりの中や、生活の中で、いろんなことを感じ、考え、体験することで、
人生観が大きく変わるような、多くの気づきを得てきました。
今もそれは続いています。
そして、その気づきを、相談者の方とのカウンセリングで活用するようになりました。

わたしがカウンセリングをしていると、相談者の方から、「そんなに簡単でいいんですか!?」と言われることがあります。
そう、そんなに簡単でいいんです。
とってもシンプルなことなのです。

本気で変わろうと思い、それを選べば、
あなたは変われます。

幸せに生きる鍵は、あなたご自身が持っています。
ご自分の手にその力を取り戻して、自分の心が望む人生を生きていきませんか?



1.大切なのは、自分がどうしたいか、どうありたいか

あなたにとって、幸せに生きる上で、一番大切なことは何でしょうか?
誰かに認めてもらうことでしょうか。
誰かに愛してもらうことでしょうか。

もしあなたが、ご自分の手に幸せに生きるための鍵を取り戻したいなら、
一番大切なのは、「自分がどうしたいのか、どうありたいのか」ということです。
それをハッキリと知ることが、とても大切です。

人がどう思うか、ということではありません。
周りの人が何と言うか、ということではありません。
あなたご自身が、何を望むか、ということです。

あなたは、ご自分がどんなことをしていきたいのか、
どんな風にありたいのか、知っていらっしゃいますか?

カウンセリングでお話をしていると、
「そんなことはこれまで考えたことがありませんでした」という方がとても多くいらっしゃいます。

当たり前のことのようでいて、実は多くの人が、あまりちゃんと考えたことがない・・
でもこれが、何よりも大切なことだと、わたしは感じています。

人は、自分の心が望むように生きているとき、幸せだと感じます。
自分の人生を生きているのだ、という手ごたえを感じます。
自分の心が望むように生きないで、誰か他の人が望むように生きていると、「自分の人生を生きている」という実感が得にくいのです。

例えば、「誰か」が望む自分を生きることに一生懸命になっていたら、「誰か」の望みどおりの自分になるでしょう。
その人から見れば「いい人」であり、満足してもらえるでしょう。
でももしそれが、自分の心の望みを押し殺してやっていることだったら、「自分自身の人生を生きている」という実感は得にくいでしょう。

「誰か」が望むように生きていると、何かうまくいかないことがあったときに、その人のせいにしたくなります。
「自分がやりたくてやっているのではない」という思いがあるからです。

反対に、自分の心が望むように生きている、と感じていれば、
何かうまいくいかないことがあっても、「頑張って乗り越えよう」という気力がわいてきます。
誰のせいでもなく、自分自身が望んでやっていることだからです。
困難も自分の人生の大切なプロセスであり、それを乗り越えることが自分の成長につながると感じられます。

自分の心が望むように生きるためには、まず、「自分の心が何を望んでいるのか」ということをハッキリと知る必要があります。
全く思ってもみない幸せが転がり込んでくる・・ということは、まずありません。
望まなければ、その望みが現実になる可能性はとても低いのです。
では、どうやったら自分の心が望んでいることをハッキリさせることができるでしょうか。
それについてはこの後書いていきます。

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